農事組合法人 蓮だより代表 川端崇文さんのれんこん畑(どろんこふぁーむ)を見学してきました。
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こちらのれんこんは子どもたちも安心して食べられるよう農薬や化学肥料を使わない自然栽培にこだわっていらっしゃいます。だから畑にも生き物が元気に共存しています。
カモが飛んできて地中のれんこんを食べてしまうため防鳥ネット装備。待っているお客様にお届けするために手塩にかけて育てた大事なれんこん。ここは自然との戦いですね。
水と土がストライプのように見えますが、水のところは収穫した列。土が盛り上がっているところは種れんこんとして土の中に残しておくそうです。自然の循環という営みを感じます。れんこんと聞けば根菜の仲間ですが、根菜というと人参や大根、ごぼうにさつまいも・・・根っこだと思っている方も多いと思いますが、れんこんは、じゃがいもや生姜のように地下茎=地中にある茎が育ち食用となったものです。
これがれんこんの元となる種れんこん。暖かい時期になると地下茎の先が伸びて節を作り、その節からまた茎が生まれ繰り返していきます。
ご覧ください!川端れんこんは節と節の間から伸びる脇目を折ってもこんなに糸を引くのです。サクサクもっちりの加賀れんこんが想像できるでしょう。しかし、こんな小さな脇目にもしっかり穴が開いている。。。生命を感じます。
収穫した立派なれんこんたち。このれんこんの茶色い部分は傷ではなく、地中で呼吸した酸素が酸化したものだそうです。生きたままの穫れたて!の証拠ですね。
お料理ではどちらかというと脇役になりがちですが、実はれんこんには捨てるところがないほどの様々な栄養素が詰まったスーパーフード。(余談ですが、川端家はれんこん農家をはじめてから、風邪をひいたことがないらしいです!)れんこんを主役で楽しめるようにと地元の料理家の方々と日々美味しいメニューを考案されています。また、川端さんは多くの方に味わっていただこうと新鮮獲れたて「加賀れんこんちっぷ」の製造販売を開始しました。
極めて薄くスライスし素揚げしていきます。特別に試食させていただきました。甘さと不思議と程良い塩加減。サクサクポリポリ噛めば噛むほど味わいが深まります。子どもたちのおやつにも良いけれど、オトナのヘルシーおつまみにもGoodです。今では製造を追いつかせるのに大変と嬉しい悲鳴を上げるほどの大好評。皆さまも是非お試しあれ。
<お知らせ>
農家さん ものづくりプロジェクト
「あぐりケーション」
<販売会開催中>
2月13日(水)~2月24日(日)
10:00~19:30
会場/めいてつエムザB1 中央広場